初めての整体の流れとは?予約から会計までの七つのステップと服装や準備
▼この記事の監修者
阿部純治(あべ じゅんじ)
柔道整復師(国家資格)/CUREPROグループ代表
中央医療学園専門学校(現:日本総合医療専門学校)卒業。整形外科クリニック・大手整骨院グループ等での勤務経験を経て、2011年創業。施術歴20年、延べ5万人以上の施術実績。骨盤と下半身の構造改善を得意とする。
「整体に行ってみたいけれど、何をされるのか分からなくて怖い」「服装は?持ち物は?いきなり施術されるの?」。初めての整体を前に検索している方の頭の中は、期待より不安のほうが大きいのではないでしょうか。体に直接触れられる場所だからこそ、当日の様子が想像できないままでは、予約のボタンを押しづらいものです。
先にお伝えしたいのは、初めての整体の主役は施術ではなくカウンセリングだということです。初回は「もんでもらう日」ではなく、自分の体の現在地を知り、これからの計画を一緒に立てる日。そう捉え直すと、当日の流れも、準備すべきことも、院の見極め方も、すっきり整理できます。
本記事では、整体院を首都圏で運営する柔道整復師の立場から、初めての整体が予約から会計までどんな流れで進むのか、服装や持ち物、当日までの準備、そして初回だからこそ見ておきたい院のチェックポイントまで、順を追ってお伝えします。
この記事でわかること
- 予約から会計まで、初めての整体の七つのステップと時間の目安
- 失敗しない服装と持ち物、避けたほうがよい格好
- 当日までに整えておきたい三つの準備
- 初回で見極めたい院のチェックポイントと、整体より先に受診すべき症状
初めての整体は予約から会計まで七つのステップで進む

院ごとに細かな違いはあるものの、初回の流れは業界を通じておおむね共通しています。全体像を先に頭に入れておくと、当日は目の前のやりとりに集中できるでしょう。初回の所要時間は、施術そのものより説明と確認の時間が長く、六十分から九十分ほど見ておくのが目安です。
| ステップ | 時間の目安 |
|---|---|
| 予約 | 来店前 |
| 来店と問診票の記入 | 五〜十分 |
| カウンセリング | 十〜二十分 |
| 検査 | 五〜十分 |
| 施術 | 二十〜四十分 |
| 施術後の説明とセルフケア指導 | 五〜十分 |
| 会計と次回の相談 | 五分 |
ステップ一。予約
整体院の多くは予約制です。予約なしで行ける院もありますが、初回は問診に時間を取るため、飛び込みだと長く待つか、当日は受けられないこともあります。ネットか電話で予約し、初めてであることと、いちばん気になる症状をひとこと伝えておくとスムーズです。
ステップ二。来店と問診票の記入
受付を済ませると、問診票を渡されます。症状がいつからか、思い当たるきっかけ、過去の大きなケガや病気、通院中の医療機関と服薬。書ける範囲で構いませんが、既往歴は施術の安全に直結する情報なので、正直に書いてください。
ステップ三。カウンセリング
問診票をもとに、施術者が話を聞きます。ここが初回の中心です。痛む場所だけでなく、仕事や生活の様子、どうなりたいかというゴールまで聞かれるはずです。うまく説明しようと気負う必要はありません。「夕方になると腰が重い」「朝の着替えで肩が引っかかる」といった生活の言葉のほうが、施術者には有益な情報になります。
ステップ四。検査
立ち姿勢や座り姿勢、関節の動く範囲、筋肉の張り具合を確認します。院によっては姿勢の写真を撮り、目で見て分かる形で説明してくれます。痛みが出る動きの確認では、我慢せずその場で伝えましょう。
ステップ五。施術
カウンセリングと検査で立てた方針に沿って、施術が始まります。強くもむ、音を鳴らすといったイメージが先行しがちですが、実際の手技は院ごとにさまざまで、ソフトな圧で骨格や筋肉を整える施術も多くあります。痛みや不快感があれば遠慮なく伝えてください。黙って耐えることは、体にとってもマイナスです。
ステップ六。施術後の説明とセルフケア指導
施術前と後の体の変化を確認し、今の状態と今後の見通しの説明を受けます。自宅でできるストレッチや、避けたい姿勢のアドバイスもここで受けられます。聞きたいことは、この時間にすべて出し切りましょう。
なお、施術後に一時的なだるさや眠気を感じる方がいます。血行が変わった後によく見られる反応で、多くは当日から翌日には落ち着きます。水分をこまめにとり、その日は激しい運動や長風呂、飲酒を控えて早めに休んでください。強い痛みがむしろ増していく場合は、我慢せず院に連絡しましょう。
ステップ七。会計と次回の相談
最後に会計です。整体は原則として健康保険が使えない自費のサービスなので、料金体系は予約前に確認しておくと安心でしょう。次回の提案を受けたら、その場で決めきれなければ持ち帰って構いません。通う頻度の考え方は整体は何回通うのが目安かで詳しく整理しています。
服装は動きやすさで選べば失敗しない

初めての方から最も多い質問が服装です。結論はシンプルで、伸縮性のある動きやすい服なら問題ありません。仕事帰りに寄る場合も、着替えを貸してくれる院が多いので、予約時に確認すれば安心です。
| 向いている服装 | 避けたい服装 |
|---|---|
| ジャージやスウェットなど伸びる素材 | スカート、タイトなジーンズ |
| カットソーなど襟元のやわらかいトップス | フード付きや厚手のパーカー |
| ゆとりのあるパンツ | ワイヤーや金具の多い服、補正下着 |
装飾や金具が多い服を避けるのは、うつ伏せや仰向けで体を預けたときに、金具が体に食い込んだり、施術者の手の妨げになったりするためです。髪の長い方は、結べるゴムをひとつ持っていくと、うつ伏せのときに楽になります。
持ち物は、多くありません。保険証は原則不要ですが、服薬中の方はお薬手帳があると問診が正確になります。持っていくとよいものを挙げます。
- 結べる髪ゴム(髪の長い方)
- お薬手帳や、医療機関で受けた検査結果(あれば)
- タオルや着替え(汗をかきやすい季節や仕事帰りの場合)
当日までに整えておきたい準備は三つある

予約が済んだら、当日までにしておくとよい準備があります。難しいことはひとつもありませんが、この三つの有無で初回の充実度は変わってきます。
準備一。伝えたいことをメモにする
いつから、何をすると、どこがつらいのか。そして、どうなりたいのか。この四点を、スマホのメモでよいので書き出しておきましょう。カウンセリングの場では緊張して思い出せないことが意外と多いのです。「マラソン大会までに走れるようになりたい」「子どもを抱っこしても平気な腰になりたい」といったゴールの言葉は、施術計画の質を上げてくれます。
準備二。食事とお酒のタイミングを調整する
満腹の状態でうつ伏せになるのは苦しいものです。食事は施術の一〜二時間前までに済ませておきましょう。また、施術前の飲酒は血行が変わり体調の判断も鈍るため、控えるのが基本です。前日は十分に睡眠を取り、当日は水分をこまめに補給しておくと、施術後のだるさも出にくくなります。
準備三。体調が悪いときは無理せず変更の連絡をする
発熱や強い倦怠感があるときに施術を受けるのは、回復の面でもおすすめできません。多くの院は体調不良による変更に柔軟に対応しています。無理に来店するより、早めに連絡して日程を変えるほうが、結果的に良い初回になります。
初めての整体で不安なことを事前に相談したい方へ
CUREPROでは、カウンセリングと検査を丁寧に行い、施術内容と今後の見通しをご説明します。
初回で見極めたいのは技術より説明の質

ここで、初めての方向けの記事ではほとんど語られない核心に触れます。初回のあなたには、施術の技術の良し悪しはまだ判断できません。比べる経験がないのだから当然です。では何を見ればよいのか。見るべきは、施術の前後にどれだけ言葉を尽くしてくれるかです。
前提として知っておきたいのは、整体の位置づけです。あん摩マッサージ指圧師や柔道整復師には国家資格の制度がある一方、整体そのものには法的な資格制度がありません。国民生活センターの報告書でも、整体やカイロプラクティックは法的資格制度がなく、施術者の技術水準や施術方法に差があると指摘され、施術による危害の相談事例も報告されています。つまり整体は、院と施術者を利用者自身が見極める必要のあるサービスなのです。
だからこそ、次のポイントを初回のうちに確認してください。
- 施術前に、体の状態と施術の方針を言葉で説明してくれるか
- 施術者がどんな資格や経歴を持つか、院内やサイトで開示されているか
- 痛みを我慢させず、力加減を確認しながら進めてくれるか
- 首を勢いよくひねるなど、不安な手技を強行しないか
- 改善までの見通しと料金を、あいまいにせず説明してくれるか
とりわけ判断材料になるのが、施術前の説明です。体を触る前に状態を評価し、これから何をどんな目的で行うかを話せる施術者は、体の構造を言葉にできる施術者です。逆に、話もそこそこに施術台へ案内する院や、その場で高額な回数券の即決を迫る院は、初回で距離を置いてよいでしょう。整体という施術そのものの成り立ちや他の施設との違いは整体とは何かで、もみほぐしとの目的の違いはマッサージと整体の違いで詳しく解説しています。
整体より先に医療機関へ行くべき症状がある

整体は医療行為ではなく、診断はできません。次のような症状があるときは、整体の予約より先に、整形外科などの医療機関で原因を確認してください。
| 症状 | 理由 |
|---|---|
| 手足のしびれ、力の入りにくさがある | 神経の障害の評価が必要 |
| 転倒やぶつけた後から痛い | 骨折や損傷の確認が必要 |
| 発熱を伴う、安静にしていても夜間に痛む | 炎症や内科的な病気の評価が必要 |
| これまで経験のない急な激痛 | 緊急性の判断が必要 |
| 骨粗しょう症などの持病で通院中 | 施術の可否を主治医に確認したい |
信頼できる整体院は、こうしたケースで施術を引き受けず、受診を勧めます。医療機関で重大な原因がないと確認できてから整体を利用する。この順番が、遠回りに見えていちばん安全な近道です。
初めての整体で不安なことを事前に相談したい方へ
CUREPROでは、カウンセリングと検査を丁寧に行い、施術内容と今後の見通しをご説明します。
初めての整体に関するよくある質問

整体は痛いですか
院と手技によります。骨格に軽い刺激を入れるソフトな整体もあれば、強めの圧を好む院もあります。強い痛みを我慢する必要はどの院でもありません。予約時に「強い施術が苦手」と伝えておけば、力加減に配慮してもらえます。
一回で体は変わりますか
軽くなったと感じる方は多くいます。ただし、長年の姿勢の癖からきた状態が一回で入れ替わるわけではなく、変化を定着させるには継続が必要です。効果を感じ始める時期の目安は整体の効果はいつから出るかで症状別に整理しています。
男性一人でも行きづらくないですか
問題ありません。整体の利用者は男女どちらも多く、仕事帰りの男性の一人利用はごく普通の光景です。気になる方は、施術者の性別や個室の有無を予約時に確認しておくと安心できます。
予約なしで当日行けますか
院によります。予約優先の院がほとんどで、初回は問診に時間を取るため、当日の飛び込みは受けられないことがあります。当日でもまず電話を入れるのが確実です。
施術中は何を話せばよいですか
無理に話す必要はありません。聞かれたことに答え、痛みや違和感があったときに伝えられれば十分です。静かに受けたい方は、最初にそう伝えて構いません。
まとめ|初めての整体は体の現在地を知る日と捉える
初めての整体の流れは、予約、来店と問診票、カウンセリング、検査、施術、施術後の説明、会計という七つのステップに整理できます。服装は動きやすさで選び、伝えたいことをメモにして、食事は一〜二時間前まで。そして初回に見るべきは技術ではなく、施術の前後にどれだけ説明を尽くしてくれるかです。しびれや発熱などのサインがあれば、整体より先に医療機関へ。この順番さえ守れば、初めての整体で大きく失敗することはないはずです。
CUREPROは、首都圏で整体院を展開する私たちが「人生のパフォーマンスを上げる整体」を掲げ、初回のカウンセリングと検査に時間をかけることを何より大切にしている整体院です。姿勢や動作を確認したうえで、いま体に何が起きているのか、改善までにどんな道のりを想定するのかを、施術の前に言葉と計画でお伝えします。本記事を読んで「まず自分の体の現在地を知りたい」と感じた方は、初めての方へのご案内をご覧のうえ、お近くの店舗にご相談ください。CUREPROの施術の考え方はCUREPROの整体とはでも詳しく紹介しています。
この記事の監修者

阿部純治(あべ じゅんじ)
柔道整復師(国家資格)・株式会社May-Plus代表
2011年に整体院を開業、2013年に株式会社May-Plusを設立。CUREPROブランドで首都圏(東京・埼玉・千葉)に10店舗を展開。保険診療に依存しない構造改善型整体モデルを推進している。
監修者コメント
初めての方がいちばん緊張されるのは、実は施術ではなくカウンセリングです。うまく話そうとしなくて大丈夫。生活の中の困りごとをそのまま聞かせていただければ、体の状態と合わせて、私たちが道筋に翻訳します。初回は、あなたの体の現在地を一緒に確かめる時間だと思ってお越しください。
免責事項
本記事は一般的な情報提供を目的としており、診断や医療行為を代替するものではありません。しびれや発熱、外傷後の痛み、持病をお持ちの場合は、施術に先立ち整形外科などの医療機関にご相談ください。
この記事の監修者
阿部純治(あべ じゅんじ)
柔道整復師(国家資格)/CUREPROグループ代表
中央医療学園専門学校(現:日本総合医療専門学校)卒業。整形外科クリニック・大手整骨院グループ等での勤務経験を経て、2011年創業。施術歴20年、延べ5万人以上の施術実績。骨盤と下半身の構造改善を得意とする。