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風邪で発熱があるとき整体は行っていい?延期の目安と再開のタイミング

風邪で発熱があるとき整体は行っていい?延期の目安と再開のタイミング

▼この記事の監修者

CUREPRO代表 阿部純治 柔道整復師

阿部純治(あべ じゅんじ)

柔道整復師(国家資格)/CUREPROグループ代表

中央医療学園専門学校(現:日本総合医療専門学校)卒業。整形外科クリニック・大手整骨院グループ等での勤務経験を経て、2011年創業。施術歴20年、延べ5万人以上の施術実績。骨盤と下半身の構造改善を得意とする。

「微熱があるけれど、今日は整体の予約がある。直前にキャンセルすると迷惑だろうし、行っていいかな」。せっかく取った予約だからこそ、体調より約束を優先したくなる。そんな気兼ねから、熱があるまま来店を迷う方が多いはずです。

しかし、首都圏で10店舗の整体院を運営してきたCUREPROの立場から、迷いなくお答えします。発熱があるときの整体は、受けないでください。理由はご自身の体調のためだけではありません。整体院は施術者が近い距離で長く体に触れる場所であり、発熱したまま来店することは、感染を広げないという意味でも避けたい選択だからです。そして、体調不良の連絡は迷惑ではなく、施術側にとってむしろありがたい判断です。

本記事では、発熱中に受けないほうがよい2つの理由、再開してよいタイミングの目安、当日体調を崩したときの連絡の仕方、整体より受診を優先したいサインまで、施術する側の視点で順を追ってお伝えします。

風邪で発熱があるなら整体は受けない、これが答え

発熱時に自宅で安静に過ごす女性

結論はシンプルです。熱がある間は、整体を受けない。だるさをほぐしてもらえば楽になりそうという気持ちはわかりますが、発熱中の体に施術で得られるものはなく、失うもののほうが多い状態です。状態別の考え方を先に整理しておきましょう。

体の状態 整体の受け方
発熱している(微熱を含む) 受けない。予約があれば延期の連絡を
熱は下がった直後(当日〜翌日) まだ延期が無難。体力が戻りきっていない
平熱に戻って1〜2日、日常生活が普段どおり 受けてよい時期。念のため回復したばかりと伝える
熱が数日下がらない、症状が強い 整体ではなく医療機関へ(詳しくは後述)

微熱だから大丈夫、という自己判断が一番の落とし穴です。平熱かどうかを体温計で確かめてから決める。それだけで迷いの大半は消えます。

受けないほうがよい理由は、体調と感染対策の2つ

施術ベッドを清掃するマスク姿の施術者

なぜ発熱中の施術を避けるのか。理由は体の内側と、院という場所の性質の両方にあります。

発熱中の体は回復を最優先にしたい状態にある

熱が出ているとき、体はウイルスと闘うことにエネルギーを集中させています。そこに施術の刺激と、来店のための移動や着替えが加わると、休息に使うはずだった体力を削ることになりかねません。施術で体がゆるむと一時的に楽に感じることはあっても、風邪の経過そのものが早まるわけではないのです。今いちばん効くのは、施術ではなく水分と睡眠だと考えてください。

施術は近距離で長時間、感染を広げやすい環境でもある

もう1つの理由は、ご自身以外の人を守るためです。整体の施術は、施術者が至近距離で数十分間体に触れ続け、ベッドや室内空間をほかの利用者と共有します。咳やくしゃみの飛沫で広がる感染症は多く、厚生労働省も咳エチケットとして、症状のある人がマスクなどで飛沫を抑えることを呼びかけています。発熱したまま来店しないことは、施術スタッフと次に来る利用者への、いちばん確実な配慮です。

整体で風邪は良くならないし、熱を下げることもできない

自宅で水分をとり休息する男性

ここは、整体院を運営する立場としてはっきり書いておきます。「風邪は整体で良くなる」「施術で熱を下げられる」といった説明を見かけることがありますが、整体は風邪の経過を変えたり、熱を下げたりする施術ではありません。風邪のウイルスに対して手技でできることはなく、そう見える変化があったとしても、それは風邪が自然に経過しただけです。

だからこそ、発熱中のだるさや節々の痛みを整体で何とかしようとする必要はありません。急な高熱やつらい症状は内科で相談し、整体は体調が戻ってからの出番と割り切ってください。施術で体調そのものが良くなるという説明で発熱中の来店を勧める院があれば、距離を置いてよいと考えています。

行っていいのは平熱に戻り、日常生活が普段どおりになってから

回復後に自宅で食事を準備する女性

では、いつから再開してよいのでしょうか。目安は、解熱剤に頼らず平熱に戻って1〜2日たち、食事・睡眠・仕事や家事が普段どおりにできていることです。風邪の治りかけに残るだるさや、寝込んでいる間に固まった首・肩・背中のこわばりは、この時期からの施術が向いています。

  • 平熱に戻って1〜2日たっている
  • 食事がとれて、日常の活動が普段どおりにできる
  • 咳やくしゃみがほとんど出ない(周囲への配慮の面でも大切)

来店時には、風邪から回復したばかりであることを一言伝えてください。圧を控えめにする、時間を短くするなど、病み上がりの体に合わせた内容に調整できます。寝込んだあとの体の重さや自律神経の乱れが気になる方は、自律神経を整える整体の効果と選び方も参考になるはずです。

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当日に体調を崩したら、キャンセルの連絡は迷惑ではない

体調不良で予約変更の電話をする女性

比較記事ではほとんど語られない核心ですが、施術側の本音を言えば、体調不良の連絡は迷惑どころか、ありがたい判断です。無理をして来店され、施術中につらくなったり、スタッフや他の利用者に感染が広がったりするほうが、院にとってはるかに大きな痛手だからです。

連絡はシンプルで構いません。「今朝から熱があるので、日程を変更させてください」。この一本で十分です。体調不良によるキャンセルの扱いは院ごとの規定によりますが、早めの連絡であるほど柔軟に対応しやすくなります。予約の変更方法や当日の流れに不安がある方は、整体に初めて行く方へ|当日の流れ・服装・選び方で全体像をつかんでおくと安心でしょう。なお、来店後に発熱がわかった場合、施術をお断りすることがあります。それは突き放す判断ではなく、ご本人と院内の全員を守るための判断です。

整体ではなく医療機関への相談を優先したいサイン

医療機関で発熱について相談する女性と医師

発熱の原因は風邪だけとは限りません。次のような場合は、整体の延期どうこうではなく、医療機関への相談を優先してください。

気になるサイン 考えたい行動
高い熱が数日下がらない、いったん下がってまた上がる 内科を受診
強い頭痛と首の硬さ、光をまぶしく感じる 速やかに医療機関へ
呼吸が苦しい、胸が痛い、水分がとれない 速やかに医療機関へ。状態によっては救急要請も
高齢の方・持病のある方・妊娠中の方の発熱 早めに主治医やかかりつけ医に相談

整体は、発熱の原因を確かめる場所ではありません。原因の確認は医療の役割であり、施術はその切り分けが済んだ体に対して行うもの。この順番だけは、どんなに予約が惜しくても崩さないでください。受診と整体の役割の違いは整体と整形外科の違いでも解説しています。

風邪と整体についてよくいただく質問

自宅で再開の目安を確認する女性

熱はないのですが、咳や喉の痛みがあります。行っていいですか?

延期をおすすめします。熱がなくても、咳やくしゃみが出る状態での来店は、施術者と他の利用者への感染リスクが残るからです。症状が落ち着いてからのほうが、ご自身も気兼ねなく施術を受けられます。

風邪の治りかけのだるさに、整体やもみほぐしは向いていますか?

平熱に戻って日常生活が普段どおりなら、向いている時期です。寝込んでいる間に固まった首や背中をゆるめる目的で利用できます。ただし病み上がりであることを伝え、圧は控えめから始めてもらってください。

施術のあとに熱っぽくなりました。好転反応ですか?

発熱を好転反応という言葉で片付けないでください。施術後に一時的なだるさや眠気が出ることはありますが、実際に体温が上がった場合は、風邪などの体調不良が重なった可能性を考え、様子を見て続くようなら医療機関に相談するのが安全です。施術後の一般的な経過は整体の効果はいつから出る?症状別の目安と施術回数で整理しています。

体調不良で当日キャンセルすると、キャンセル料はかかりますか?

規定は院ごとに異なります。共通して言えるのは、連絡が早いほど調整しやすく、柔軟に対応してもらいやすいことです。体調の異変を感じた時点で、まず一報を入れてください。

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まとめ|発熱中は休む、整体は体調が戻ってからの選択肢

風邪で発熱があるとき整体に行っていいか。答えは受けない、です。理由はご自身の回復を最優先にするためと、施術者や他の利用者へ感染を広げないため。整体は風邪を良くする手段ではなく、体調が戻った体を、もとの生活へ滑らかに戻すための選択肢だと位置づけてください。

  • 発熱中は微熱でも受けない。今いちばん効くのは水分と睡眠
  • 避ける理由は体調と感染対策の2つ。発熱したままの来店は周囲への影響が大きい
  • 整体で風邪は良くならず、熱も下げられない。急な症状は内科へ
  • 再開の目安は、平熱に戻って1〜2日・日常生活が普段どおり・咳が落ち着いてから
  • 当日の体調不良は早めに連絡。キャンセルの一報は迷惑ではなく歓迎される

私たちCUREPROは、施術の効果がいちばん出るのは体調が整った日だと知っています。だからこそ、熱のある日の来店より、回復してからの仕切り直しを歓迎します。病み上がりのこわばりを整えたいときは、回復したばかりであることを添えてご予約ください。CUREPROの施術の考え方はCUREPROの整体とは?骨格から変える施術と他院との違いで、予約変更などの疑問はよくあるご質問でご確認いただけます。

この記事の監修者

CUREPRO代表 阿部純治 柔道整復師

阿部純治(あべ じゅんじ)

柔道整復師(国家資格)/CUREPROグループ代表

中央医療学園専門学校(現:日本総合医療専門学校)卒業。整形外科クリニック・大手整骨院グループ等での勤務経験を経て、2011年創業。施術歴20年、延べ5万人以上の施術実績。骨盤と下半身の構造改善を得意とする。

監修者コメント:熱がある日にお断りするのは、あなたを大切にしていないからではなく、その逆です。体調不良のご連絡はいつでも歓迎します。回復してからの一回に、私たちは全力を尽くします。

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