人生のパフォーマンスを上げる整体
コラム
快適な睡眠をとる方法とは?
質の良い睡眠のための習慣と寝つきを良くするコツ
目次
「布団に入ってもなかなか眠れない」「睡眠時間は確保しているのに疲れがとれない」といった悩みを抱えている方は多いのではないでしょうか。快適な睡眠をとるためには、睡眠の質を高める生活習慣を身につけることが重要です。
本記事では、質の良い睡眠をとるための方法を詳しく解説します。寝つきを良くするコツ、睡眠の質を高める生活習慣、寝室環境の整え方、避けるべきNG習慣まで紹介するので、睡眠に悩みを抱えている方は参考にしてください。
まずは、「快適な睡眠」「質の良い睡眠」とはどのような状態を指すのかを理解しましょう。
良い睡眠には、以下の3つの条件があるとされています。
1つ目は「寝つきが良いこと」です。布団に入ってから眠りにつくまでの時間が短く、スムーズに入眠できる状態を指します。一般的に、15〜20分程度で眠りにつければ問題ありません。
2つ目は「ぐっすり眠れること」です。夜中に何度も目が覚めることなく、朝まで途切れなく眠れる状態を指します。深い睡眠(ノンレム睡眠)がしっかりとれていることが重要です。
3つ目は「すっきり目覚められること」です。朝起きたときに疲れがとれている、熟睡感がある状態を指します。日中に強い眠気を感じずに活動できることも大切な要素です。
睡眠の質が低下すると、日中の眠気や倦怠感、集中力の低下、イライラ、免疫力の低下など、さまざまな不調が現れます。長期的には、高血圧、糖尿病、うつ病などのリスクが高まることも研究で示されています。
睡眠時間を確保するだけでなく、睡眠の質を高めることが健康維持に欠かせません。
快適な睡眠をとるためには、日中の生活習慣が大きく影響します。実践しやすい方法を紹介します。
起床後に太陽の光を浴びることは、快適な睡眠への第一歩です。朝の光を浴びると、体内時計がリセットされ、約14〜16時間後に睡眠ホルモンであるメラトニンが分泌されて自然と眠くなります。
起床後30分以内に、カーテンを開けて太陽の光を浴びる習慣をつけましょう。曇りの日でも、屋外は室内より明るいため、窓際で過ごすだけでも効果があります。
朝食を摂ることは、体内時計を整える上で重要です。朝食を食べると体温が上がり、体が活動モードに切り替わります。また、朝にタンパク質を摂取すると、夜のメラトニン分泌がスムーズになるといわれています。
時間がない場合でも、バナナとヨーグルト、おにぎりと味噌汁など、簡単なものでも口にする習慣をつけましょう。
日中に適度な運動を行うことで、夜に自然と眠くなりやすくなります。運動によって適度な疲労感が得られ、深い睡眠がとりやすくなります。
ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動が特におすすめです。ただし、就寝直前の激しい運動は体を興奮させてしまうため、就寝の3〜4時間前までに終えるようにしましょう。
日中に眠気を感じた場合、短い昼寝(パワーナップ)は効果的です。15〜20分程度の昼寝であれば、午後のパフォーマンス向上に役立ちます。
ただし、昼寝は15時までに済ませ、30分以上の長い昼寝は避けましょう。遅い時間帯の長い昼寝は、夜の睡眠に影響を与え、寝つきを悪くする原因となります。
休日でも平日と同じ時間に起床することで、体内時計のリズムが整います。「週末に寝だめをする」という習慣は、社会的時差ぼけ(ソーシャルジェットラグ)を引き起こし、週明けの体調不良の原因となります。
休日の起床時間は、平日との差を2時間以内に抑えるのが理想的です。
寝る前の過ごし方は、寝つきの良し悪しに大きく影響します。スムーズに眠りにつくためのコツを紹介します。
入浴は寝つきを良くするために効果的な方法です。38〜40度程度のぬるめのお湯に15〜20分程度浸かることで、体が温まります。入浴後、体温が徐々に下がっていく過程で自然な眠気が訪れます。
就寝直前の入浴は体温が下がりきらず、寝つきを悪くすることがあるため、就寝の1〜2時間前に入浴を済ませるのがベストです。熱いお湯に長時間浸かるのも、体を興奮させてしまうため避けましょう。
食事をすると消化のために体が働き続けるため、就寝直前の食事は睡眠の質を低下させます。夕食は就寝の2〜3時間前までに済ませるのが理想的です。
どうしても夕食が遅くなる場合は、消化の良いものを少量にとどめましょう。脂っこいものや重い食事は消化に時間がかかるため、避けた方がよいでしょう。
就寝前の1〜2時間は、心身をリラックスモードに切り替える時間として過ごしましょう。読書、音楽鑑賞、軽いストレッチ、深呼吸など、自分に合ったリラックス方法を見つけることが大切です。
アロマテラピーも効果的で、ラベンダーやカモミールなどの香りにはリラックス効果があるといわれています。
就寝前に温かい飲み物を飲むことで、体の内側から温まり、リラックス効果が得られます。ホットミルク、カモミールティー、白湯などがおすすめです。
ただし、カフェインを含むコーヒー、緑茶、紅茶などは覚醒作用があるため、就寝4〜6時間前からは控えましょう。

スマートフォンやパソコンの画面から発せられるブルーライトは、睡眠ホルモンであるメラトニンの分泌を抑制します。就寝1〜2時間前からはデジタル機器の使用を控えましょう。
どうしても使用する必要がある場合は、画面の明るさを下げる、ナイトモード(夜間モード)を活用するなどの工夫をしましょう。寝室にスマートフォンを持ち込まない習慣をつけるのも効果的です。
寝室の環境も、睡眠の質に大きく影響します。快適な睡眠のための寝室づくりのポイントを紹介します。
快適な睡眠のためには、寝室の温度と湿度を適切に保つことが重要です。室温は夏場で25〜28度、冬場で16〜20度程度が目安です。湿度は50〜60%程度が理想的です。
エアコンや加湿器、除湿機などを活用して、快適な環境を整えましょう。暑すぎても寒すぎても睡眠の質は低下します。
光は体内時計に影響を与え、明るい環境では睡眠ホルモンの分泌が抑制されます。寝室はできるだけ暗くすることが大切です。
遮光カーテンを使用する、常夜灯を消すなどして、寝室を暗く保ちましょう。外からの光が気になる場合は、アイマスクの使用も効果的です。
騒音は睡眠を妨げる大きな要因です。可能な限り静かな環境を確保しましょう。外部の騒音が気になる場合は、耳栓の使用や、ホワイトノイズ(換気扇の音のような一定の音)を流す方法も有効です。
枕やマットレスなどの寝具は、睡眠の質に大きく影響します。自分の体型や好みに合った寝具を選ぶことが大切です。
枕は高すぎても低すぎても首や肩に負担がかかります。マットレスは硬すぎると血行が悪くなり、柔らかすぎると体が沈み込んで寝返りがしにくくなります。寝具売り場で実際に試してから購入するのがおすすめです。
良い睡眠のためには、避けるべき習慣もあります。以下のNG習慣に心当たりがある場合は、改善を心がけましょう。
「眠れないからお酒を飲む」という方もいますが、寝酒は睡眠の質を低下させます。アルコールは一時的に眠気を誘いますが、睡眠の後半で覚醒しやすくなり、中途覚醒の原因となります。また、利尿作用によりトイレに起きやすくなります。
お酒を飲む場合は、就寝の3〜4時間前までに済ませ、適量にとどめましょう。
コーヒー、緑茶、紅茶、エナジードリンクなどに含まれるカフェインには覚醒作用があり、摂取後4〜6時間は効果が続きます。午後3時以降はカフェインを含む飲み物を控えることで、夜の睡眠に影響を与えにくくなります。
タバコに含まれるニコチンには覚醒作用があり、寝る前の喫煙は寝つきを悪くします。また、喫煙者は非喫煙者に比べて睡眠の質が低下しやすいことが研究で示されています。
ベッドでスマートフォンを見る、仕事をする、テレビを見るなどの習慣があると、脳が「ベッド=活動する場所」と認識してしまい、寝つきが悪くなります。
ベッドは睡眠のためだけに使用し、眠れないときは一度ベッドを離れて、眠くなってから戻るようにしましょう。
どうしても眠れないときに試せる、寝つきを良くするためのテクニックを紹介します。
「4・7・8呼吸法」は、リラックスを促し、眠りにつきやすくする呼吸法です。
鼻から4秒かけて息を吸い、7秒間息を止め、8秒かけて口からゆっくり息を吐きます。この呼吸を4回繰り返すことで、副交感神経が優位になり、リラックスした状態になります。
筋弛緩法は、体の各部位に力を入れてから脱力することで、全身をリラックスさせる方法です。
足先から順に、各部位に5〜10秒間力を入れ、その後15〜20秒間脱力します。これを足、ふくらはぎ、太もも、腹部、胸、腕、肩、顔と順番に行っていきます。
額や手のひらを冷やすと、脳の活動が鎮まり、眠りにつきやすくなるといわれています。冷たいタオルや冷却シートを額に当てる方法を試してみてください。
快適な睡眠をとるためには、日中の生活習慣から寝る前の過ごし方、寝室環境まで、さまざまな要素が影響します。
日中は、朝日を浴びる、朝食を摂る、適度な運動を行う、起床時間を一定にするといった習慣が大切です。寝る前は、入浴を1〜2時間前に済ませる、夕食を2〜3時間前までに済ませる、リラックスする時間を設ける、スマートフォンの使用を控えるといった工夫が効果的です。
寝室は、適切な室温・湿度を保ち、暗く静かな環境を整え、自分に合った寝具を選ぶことが重要です。また、寝酒、カフェイン、喫煙などの睡眠を妨げるNG習慣は避けましょう。
すべてを一度に実践する必要はありません。自分の生活に取り入れやすいものから始めて、少しずつ睡眠の質を高めていきましょう。