人生のパフォーマンスを上げる整体
コラム
高齢者の筋力低下・サルコペニア
原因・診断基準・予防・対策
タンパク質摂取・レジスタンス運動を徹底解説
目次
▼この記事の監修者
阿部純治(あべ じゅんじ)
柔道整復師(国家資格)・株式会社May-Plus代表
2011年に整体院を開業、2013年に株式会社May-Plusを設立。CUREPROブランドで首都圏(埼玉・東京・千葉)に10店舗を展開する代表経営者。日本大学法学部卒業後、中央医療学園専門学校で柔道整復師資格を取得。
「最近階段がつらい」「ペットボトルのフタが開けにくい」「歩くのが遅くなった」「親が転倒しがち」「将来寝たきりにならないか不安」「サルコペニアって何?」──こうしたお悩み、本当に多いですよね。

実は、その不調の正体は「サルコペニア(Sarcopenia)」かもしれません。ギリシャ語の「sarx(肉)」+「penia(喪失)」を組み合わせた造語で、1989年にIrwin Rosenberg博士が提唱した加齢に伴う筋肉量・筋力の進行性減少を指します。2016年にICD-10コード取得・正式な疾患として認定され、日本では65歳以上の約15〜20%、80歳以上では約30%が該当する重大な健康問題です。筋肉量は20代をピークに減少し、80代では20代の40%まで低下することも。放置すると転倒・骨折・寝たきり・要介護・死亡リスクが劇的に増加します。
サルコペニアは「一次性(加齢のみ)」と「二次性(活動・疾患・栄養が原因)」に分類。診断はAWGS2019(アジアワーキンググループ2019)基準で行い、「SARC-Fスクリーニング・指輪っかテスト・握力・歩行速度・骨格筋量(SMI)」で評価。男性握力28kg未満・女性18kg未満、歩行速度1.0m/秒未満が要注意ライン。フレイル(虚弱)・ロコモティブシンドローム(運動器症候群)とも密接に関連し、サルコペニアはフレイル・ロコモの中核原因として位置づけられています。予防の3本柱は「レジスタンス運動・タンパク質摂取・社会参加」。体重1kgあたり1.0〜1.2g(改善には1.2〜1.5g)のタンパク質と週2〜3回のスクワット・筋トレが世界的エビデンスを持っています。
20年の臨床現場で見てきて、整体で骨格・関節を整え、タンパク質摂取とレジスタンス運動を実践した方が、「階段がスムーズ」「歩行速度UP」「転倒なし」「日常動作が楽」「外出が増えた」「家族との時間が増えた」といった驚きの変化を遂げるケースを数えきれないほど見てきました。「整体×レジスタンス運動×タンパク質」こそ、サルコペニア予防の最強の三脚なのです。
本記事では、整体院・整骨院10店舗を運営する経営者であり、柔道整復師として20年の臨床経験を持つCUREPROの代表が、サルコペニアの定義・原因・診断基準(AWGS2019)・フレイル/ロコモとの違い・自宅でできるセルフチェック・タンパク質摂取・レジスタンス運動メニュー・整体×サルコペニア予防の相乗効果まで網羅的に解説します。
※本記事の特徴:「自分や家族の筋力低下が心配」な方向けに、定義+診断+予防+整体アプローチを網羅。「健康寿命を延ばす完全ガイド」がマスターできる記事です。
※筋トレ全般の効果は筋トレの効果10選もご覧ください。

| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 英語名 | Sarcopenia(サルコペニア) |
| 語源 | ギリシャ語sarx(肉)+penia(喪失) |
| 提唱者 | Irwin Rosenberg博士(1989年) |
| 定義 | 加齢に伴う筋肉量・筋力の進行性低下 |
| 疾患認定 | 2016年ICD-10コード取得 |
| 日本の有病率 | 65歳以上の15〜20%・80歳以上の約30% |
| 最新診断基準 | AWGS2019(アジアワーキンググループ) |
| 年齢 | 筋肉量(対20代比) | 減少率 |
|---|---|---|
| 20代 | 100%(ピーク) | 0% |
| 30〜40代 | 95% | -5% |
| 50代 | 85% | -15% |
| 60代 | 75% | -25% |
| 70代 | 60% | -40% |
| 80代 | 40% | -60% |
30代から徐々に減少し、何もしないと80代では半分以下に。「サルコペニア対策は中高年から」が世界の常識です。
参考:大正製薬「サルコペニア(筋肉減少症)|原因・症状・対策・予防法」

| 項目 | サルコペニア | フレイル | ロコモ |
|---|---|---|---|
| 範囲 | 筋肉特化 | 心身全般+社会面 | 運動器全般 |
| 中核 | 筋肉量・筋力低下 | 虚弱(身体・精神・社会) | 移動機能の低下 |
| 関係性 | フレイル・ロコモの中核原因 | サルコペニアを含む | サルコペニアが原因の一つ |
| 提唱 | 1989年(米) | 2014年(日本老年医学会) | 2007年(日本整形外科学会) |
| 主な症状 | 筋肉減少・握力低下 | 疲労・体重減・うつ | 立ち上がり困難・歩行 |
3つの関係:サルコペニア⊂ロコモ⊂フレイル(サルコペニアは最もコアな状態)。
参考:シチズン・システムズ「フレイルとサルコペニアの違いは何?共通する3つの予防法」

| 分類 | 原因 | 対象 |
|---|---|---|
| 一次性 | 加齢のみ | 高齢者中心 |
| 二次性 | 活動性低下(寝たきり・無重力) | 若年でも発症 |
| 疾患(がん・心不全・腎不全) | 基礎疾患の方 | |
| 栄養不良(タンパク質不足・低栄養) | 食事量少ない方 |
「隠れ肥満」の若年女性もリスク。19〜23歳の5人に1人がBMI正常でも体脂肪率30%超で骨格筋量低下、というデータも。

| ステップ | 評価方法 | カットオフ値 |
|---|---|---|
| ①スクリーニング | SARC-F or 指輪っかテスト | SARC-F 4点以上 |
| ②筋力評価 | 握力 | 男性28kg未満・女性18kg未満 |
| ③身体機能 | 歩行速度・5回椅子立ち上がり | 1.0m/秒未満・12秒以上 |
| ④骨格筋量 | DXA・BIA法 | 男性7.0kg/㎡・女性5.7kg/㎡未満 |
| 項目 | 質問 | 点数 |
|---|---|---|
| S(力) | 4kgの物を持ち上げる | 0〜2点 |
| A(歩行補助具) | 部屋を歩く | 0〜2点 |
| R(椅子立ち上がり) | 椅子から立ち上がる | 0〜2点 |
| C(階段) | 10段の階段を上がる | 0〜2点 |
| F(転倒) | 過去1年の転倒回数 | 0〜2点 |
合計4点以上でサルコペニアの疑い。すぐに対策開始を。

| 結果 | 評価 |
|---|---|
| 輪っかが届かない(ふくらはぎが太い) | ✅ サルコペニアリスク低 |
| 輪っかとふくらはぎがちょうど | △ 注意 |
| 輪っかとふくらはぎに隙間あり | ❌ サルコペニアリスク高 |
両手の親指と人差し指で輪を作り、ふくらはぎ最太部を囲むシンプルで信頼性の高いテスト。
両手を腰に当て、片脚を5cm上げて60秒キープ。15秒未満は要注意。
| No | チェック項目 |
|---|---|
| 1 □ | 青信号で渡りきれないことがある |
| 2 □ | 階段で手すりが必要 |
| 3 □ | ペットボトルのフタが開けにくい |
| 4 □ | 片足立ちで靴下が履けない |
| 5 □ | 15分続けて歩けない |
| 6 □ | 過去1年に転倒した |
| 7 □ | 体重が6ヶ月で2〜3kg減 |
| 8 □ | ふくらはぎが細くなった |
| 9 □ | 運動習慣がない |
| 10 □ | 食事量が減った・肉/魚を食べない |
| 該当数 | 推奨対応 |
|---|---|
| 0〜2項目 | 予防的セルフケア |
| 3〜5項目 | プレサルコペニア・運動+食事改善 |
| 6項目以上 | サルコペニア疑い・医療機関+整体並行 |

| 運動 | 頻度 | 効果 |
|---|---|---|
| スクワット | 10回×3セット/日 | 下半身の大きな筋肉 |
| かかと上げ下げ | 20回×2セット/日 | ふくらはぎ強化 |
| 片足立ち | 1分×3回/日 | バランス改善 |
| 壁腕立て | 10回×2セット/日 | 上半身強化 |
| 階段の上り下り | 毎日 | 日常的な負荷 |
世界保健機関(WHO)推奨:週2〜3回のレジスタンス運動+週150分の有酸素運動がサルコペニア予防の世界基準です。
| 目的 | タンパク質量(体重1kgあたり) | 体重60kgの場合 |
|---|---|---|
| 予防 | 1.0〜1.2g/kg | 60〜72g/日 |
| 改善 | 1.2〜1.5g/kg | 72〜90g/日 |
| 食材 | タンパク質(100g) | 特徴 |
|---|---|---|
| 鶏むね肉 | 22g | 低脂質・高タンパク |
| 卵 | 12g(1個6g) | 完全栄養食 |
| 魚(サバ・鮭) | 20〜25g | ω-3脂肪酸・抗炎症 |
| 大豆製品(豆腐・納豆) | 8〜17g | 植物性タンパク質 |
| 乳製品(牛乳・チーズ) | 3〜23g | カルシウム同時摂取 |
| プロテイン | 20g(1食分) | 補食に最適 |
「3食肉or魚を食べる」のが基本。朝食にタンパク質20g以上摂ると筋合成が効率的です。
外出機会・社会参加が筋肉量維持に直結。「閉じこもり=サルコペニア進行」の方程式。趣味・ボランティア・地域活動・友人との会話がサルコペニア予防の隠れた特効薬です。
参考:日本生活習慣病予防協会「ロコモティブシンドローム/サルコペニア/フレイル」

| 段階 | 体に起きること |
|---|---|
| ① | 筋肉量・筋力低下 |
| ② | 活動量低下・基礎代謝ダウン |
| ③ | 食欲低下・低栄養 |
| ④ | 転倒・骨折・寝たきり |
| ⑤ | 要介護・QOL低下 |
| ⑥ | 死亡リスク増加 |
サルコペニアの方は転倒リスク3倍・骨折リスク2倍・死亡リスク1.5〜2倍(複数研究結果)。早期対策が命を守ります。

| 課題 | 整体での解決 |
|---|---|
| 骨格歪みで運動効率低下 | 骨格調整で運動効果UP |
| 関節可動域狭く運動できない | 関節調整で動ける体に |
| 慢性疲労で運動意欲なし | 疲労回復で外出意欲UP |
| 姿勢不良で内臓圧迫・食欲低下 | 姿勢改善で食欲UP |
| バランス機能低下で転倒不安 | 骨格調整でバランス改善 |
CUREPROの推奨アプローチ:
▶ CUREPROの整体とは|骨格から変える施術と他院との違い
▶ 整体の効果とは|10の効果・期待できる変化のタイムライン
Q. サルコペニアは何歳から気をつけるべき?
30代から始めるのが理想。筋肉量は20代がピークのため、それ以降の生活習慣が決め手。50代60代からでも遅くない。
Q. サルコペニアは治りますか?
はい、改善可能。レジスタンス運動+タンパク質摂取を3〜6ヶ月継続で筋力UP・筋肉量増加が確認されています。
Q. フレイル・ロコモとの違いは?
サルコペニア=筋肉特化、フレイル=心身全般+社会面、ロコモ=運動器全般。サルコペニアが他の中核原因。
Q. 自分はサルコペニアか確認したい
「指輪っかテスト」がシンプルで信頼性高い。SARC-F 5項目でセルフチェックも可能。心配なら医療機関で正確診断を。
Q. プロテインは飲んだほうがいい?
食事で不足する場合は補助として有効。1日タンパク質量(1.0〜1.5g/kg)を達成するための補食手段として。
Q. 高齢でも筋トレできますか?
はい、80代90代でも効果実証済み。軽い負荷でも継続で筋力UP。スクワット・かかと上げから始めましょう。
Q. 1日何分運動すればいい?
レジスタンス運動15〜30分・週2〜3回が基本。+ウォーキング毎日30分がベスト。
Q. 痩せていなくてもサルコペニアに?
はい・「サルコペニア肥満」もあります。BMI正常でも筋肉量少なく脂肪多い状態。隠れ肥満も要注意。
Q. 食事で気をつけることは?
毎食タンパク質20g以上+ビタミンD・カルシウム。朝食を抜かない・偏食しないが大切。
Q. 受診すべき科は?
第一は整形外科。サルコペニア外来・フレイル外来のある医療機関も増加。かかりつけ医からの紹介でもOK。
Q. 加圧トレーニングは効きますか?
はい、特に効果的。低負荷で速筋強化・成長ホルモン290倍。加圧トレーニングは高齢者・リハビリにおすすめ。
Q. 整体でサルコペニアは改善する?
はい、間接的に大きな効果。骨格調整+関節可動域UP+運動意欲UPでサルコペニア対策が加速します。
サルコペニアについて、定義・原因・診断基準・フレイル/ロコモとの違い・セルフチェック・予防の3本柱・整体との関係まで網羅的に解説しました。
サルコペニアの本質
3つの関係性
2大分類
AWGS2019診断基準
セルフチェック
予防の3本柱
放置リスク
CUREPROからの提案
「自分や家族の筋力低下が心配」「将来寝たきりになりたくない」「整体で土台を整えたい」という方は、ぜひ一度CUREPROにご相談ください。「人生のパフォーマンスを上げる整体」をコンセプトに、骨格調整とサルコペニア対策の両面から人生100年時代の健康を支援します。首都圏10店舗ネットワークでお待ちしています。
阿部純治(あべ じゅんじ) 柔道整復師(国家資格)・株式会社May-Plus代表
2011年に整体院を開業、2013年に株式会社May-Plusを設立。CUREPROブランドで首都圏(埼玉・東京・千葉)に10店舗を展開する代表経営者。日本大学法学部卒業後、中央医療学園専門学校で柔道整復師資格を取得。
「保険診療に依存しない構造改善型整体モデル」を推進し、整体を「食事・睡眠・運動と並ぶ第4の生活習慣」として位置づける。「患者様・スタッフ・愛する家族を幸せにする」を経営理念に、「日本一の健康プラットフォーム」をVisionに掲げて事業展開している。
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