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ショートスリーパーのデメリット
短時間睡眠の健康リスクと遺伝の真実

ショートスリーパーのデメリット|短時間睡眠の健康リスクと遺伝の真実

「ショートスリーパーになれば、活動時間が増えて人生が充実する」——そんな期待を持つ方は少なくありません。

しかし、ショートスリーパーは努力で獲得できる体質ではなく、遺伝的に決まっているものです。無理に短時間睡眠を続けることには、深刻な健康リスクが伴います。

本記事では、ショートスリーパーのデメリットと健康への影響、そしてショートスリーパーに「なれない」理由を科学的根拠に基づいて解説します。

ショートスリーパーとは

ショートスリーパー(Natural Short Sleeper、NSS)とは、1日の睡眠時間が6時間未満でも、日中に眠気を感じることなく健康に過ごせる人のことを指します。

一般的な成人の推奨睡眠時間は7〜9時間とされていますが、ショートスリーパーは4〜5時間程度の睡眠で十分な休息が取れます。重要なのは、「眠りたいのに眠れない」のではなく、「そもそも短い睡眠で満足している」という点です。

ここで理解しておくべきことがあります。真のショートスリーパーは、人口のわずか1〜3%程度しか存在しないと推定されています。「自分はショートスリーパーだ」と考えている人の多くは、実は慢性的な睡眠不足の状態にある可能性があります。

ショートスリーパーは遺伝で決まる

ショートスリーパーになれるかどうかは、生まれつきの遺伝子によって決まります。

2019年にカリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究チームが発表した論文によると、ADRB1遺伝子の変異がショートスリーパーの体質と関連していることが明らかになりました。この遺伝子変異を持つ人は、睡眠を調節する脳の領域の働きが異なり、短い睡眠時間でも脳が十分に回復できる仕組みを持っています。

つまり、ショートスリーパーは「訓練でなれる」ものではなく、「生まれつきそうである」ものです。努力や根性で遺伝子を変えることはできません。

「ショートスリーパーになる方法」を紹介する情報がインターネット上には数多く存在しますが、科学的には、後天的にショートスリーパーになることは不可能とされています。

無理な短時間睡眠のデメリット

ショートスリーパーではない人が無理に短時間睡眠を続けると、さまざまな健康リスクが生じます。

認知機能の低下

睡眠不足は、認知機能に深刻な影響を与えます。

ペンシルベニア大学の研究では、1日6時間睡眠を2週間続けると、認知機能が48時間徹夜したときと同等レベルまで低下することが示されました。判断力、記憶力、注意力が低下し、仕事や学業のパフォーマンスが著しく落ちます。

厄介なのは、慢性的な睡眠不足の状態では、自分の認知機能の低下に気づきにくいということです。「自分は大丈夫」と思っていても、実際にはパフォーマンスが大きく低下している可能性があります。

免疫機能の低下

睡眠不足は、免疫システムを弱体化させます。

睡眠中は、免疫細胞の働きが活発になり、体内の異物や病原体と戦う力が高まります。睡眠時間が短いと、この免疫機能の回復が十分に行われず、風邪やインフルエンザにかかりやすくなります。

ある研究では、睡眠時間が6時間未満の人は、7時間以上の人に比べて、風邪にかかるリスクが4倍以上高いことが報告されています。

肥満と代謝異常のリスク

短時間睡眠は、肥満や代謝異常のリスクを高めます。

睡眠不足になると、食欲を抑えるホルモン(レプチン)の分泌が減少し、食欲を増進するホルモン(グレリン)の分泌が増加します。その結果、食欲のコントロールが難しくなり、過食に陥りやすくなります。

また、睡眠不足はインスリン抵抗性を高め、血糖値のコントロールを困難にします。糖尿病やメタボリックシンドロームのリスクが上昇することが、複数の研究で示されています。

心血管疾患のリスク

短時間睡眠は、心臓や血管に悪影響を与えます。

睡眠時間が6時間未満の人は、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まることが、多くの疫学研究で報告されています。睡眠不足によって血圧が上昇し、炎症マーカーが増加することが、心血管疾患のリスク上昇に関係していると考えられています。

精神的な健康への影響

睡眠不足は、メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。

睡眠中は、感情を処理し、精神的なバランスを保つための脳の働きが行われています。睡眠が不足すると、イライラしやすくなり、不安感や抑うつ症状が増加する傾向があります。

長期的な睡眠不足は、うつ病や不安障害のリスクを高めることが、複数の研究で示されています。

寿命への影響

短時間睡眠が寿命に影響するかどうかは、研究者の間でも議論が続いています。

一部の研究では、睡眠時間が6時間未満の人は、7〜8時間睡眠の人に比べて死亡リスクが高いと報告されています。ただし、ショートスリーパーの遺伝子を持つ人については、短い睡眠でも健康を維持できるため、一般的な睡眠不足とは区別して考える必要があります。

重要なのは、「自分がショートスリーパーかどうか」を正確に見極めることです。

あなたはショートスリーパーか、それとも睡眠不足か

「自分はショートスリーパーかもしれない」と思っている方も多いでしょう。しかし、真のショートスリーパーと、単に睡眠不足の状態にある人は、明確に区別されます。

休日に長く眠ってしまう

真のショートスリーパーは、休日でも平日と同じ睡眠時間で目覚めます。

休日になると平日より長く眠ってしまう場合、体が睡眠不足を補おうとしている証拠です。「寝だめ」をしたくなるなら、ショートスリーパーではなく、慢性的な睡眠負債を抱えている可能性が高いでしょう。

日中に強い眠気を感じる

真のショートスリーパーは、日中に強い眠気を感じることがありません。

昼食後や午後に眠くなる、会議中にうとうとする、カフェインがないと集中できない——こうした症状がある場合、睡眠が足りていないサインです。

家族にショートスリーパーがいない

ショートスリーパーは遺伝的な体質であるため、家族の中にも同様の体質を持つ人がいることが多いとされています。

家族全員が7〜8時間睡眠を取っているのに、自分だけが短時間睡眠で済んでいる場合、それはショートスリーパーではなく、睡眠不足の可能性を疑うべきです。

ショートスリーパーになろうとしないでほしい

インターネット上には、「ショートスリーパーになる方法」「短時間睡眠に慣れるコツ」といった情報が数多く存在します。しかし、科学的な観点からは、こうした方法でショートスリーパーになることは不可能です。

短時間睡眠に「慣れる」ことはできます。しかし、それは体がショートスリーパーに変化したわけではなく、慢性的な睡眠不足の状態に脳が適応しただけです。睡眠不足による認知機能の低下は、本人が自覚しにくい形で進行します。

「時間がない」「もっと活動したい」という気持ちはわかります。しかし、睡眠時間を削ることで得られる時間と、健康へのダメージを天秤にかけると、長期的には睡眠を削らない方が賢明です。

むしろ、睡眠の質を高めることで、より効率的に体を回復させ、日中のパフォーマンスを最大化することを目指した方がよいでしょう。

適切な睡眠時間を見つけるために

自分に合った睡眠時間を見つけるためには、以下のことを試してみてください。

まず、1〜2週間、毎日同じ時間に就寝し、目覚まし時計を使わずに自然に目覚める生活を送ります。休暇中など、スケジュールに余裕があるときに行うのが理想的です。

自然に目覚めるまでに必要な睡眠時間が、あなたにとっての「適切な睡眠時間」です。この時間が6時間未満であり、日中に眠気を感じないなら、ショートスリーパーの可能性があります。

ただし、睡眠に関する問題が続く場合は、睡眠の専門医に相談することをおすすめします。

まとめ

ショートスリーパーは、遺伝的に決まる体質であり、努力でなれるものではありません。無理に短時間睡眠を続けると、認知機能の低下、免疫力の低下、肥満、心血管疾患、メンタルヘルスの悪化など、さまざまな健康リスクが生じます。

「自分はショートスリーパーかもしれない」と思っている人の多くは、実は慢性的な睡眠不足の状態にある可能性があります。休日に長く眠ってしまう、日中に眠気を感じる場合は、睡眠時間を見直すことを検討してください。

睡眠は、健康の基盤です。時間を削るのではなく、質を高めることで、日中のパフォーマンスを最大化していきましょう。

 

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